負担軽めの輪読会のやり方を考えた
2025-12-03
この記事はヤプリ&フラー 合同アドベントカレンダー Advent Calendar 2025の3日目の記事です。
輪読会を主催してみて思ったことをまとめるのと、こんな感じでやったらまあまあ良かったよというのを紹介したいと思います。
輪読会のやり方への個人的見解
輪読会ってよくある取り組みですが、具体的にどういうやり方でやるのかって色々なパターンが考えられますね。
ちゃんと調べたわけではないんですが、個人的な見解としてはこんなような分岐があるんではないかなと思います。
- 事前に読んでくる or 当日その場で読む
- まとめを作ることを重視する or 意見交換することを重視する
これまでの個人的な経験から、以下のような印象を持っています。
- 当日その場で読むタイプは準備不要で気楽だが、進みが遅い。しっかりした本だと開催期間がめちゃくちゃ長くなる。1回あたりの時間を長めに確保できるなら良いかも。
- 事前に読んでくる + まとめを作ることを重視する の場合、準備の労力が重くなりがち。準備が大変だと、自分の担当が近づいてくるのが憂鬱になって続けるのが嫌になっちゃう。参加者全員がモチベ高いなら良いかも。
新しく輪読会をやるにあたり考えたこと
先日、少人数でやる輪読会の主催を担当することがありました。その際こんなことを考えていました。割と緩めのスタンスです。
- 輪読会が本を読み進めるモチベーションになると良いな
- あまり開催期間を長引かせないように、事前に読む形式にしたい
- 準備の負担はなるべく少なくして、無理なく継続できると良いな
- 拘束時間は最小限にしたい。週1回、30分枠で。
- 意見交換の時間を確保したい
ちなみに題材の本はみんなのフィードバック大全でした。
決めた形式
以下のようなものにしました。
-
程よい区切りごとにNotionページを用意
- 今回の本だと「節」(だいたい20、30ページ前後)で区切りました
-
ページ内には以下の記載場所を用意しておく。
- ひとことでまとめると(まとめ担当者が記載)
- 大事そうなこと(まとめ担当者が記載)
- 感想・疑問(参加者全員が記載)
- 当日話したことメモ
- 区切りごとに「まとめ担当者」を割り振る
- 参加者全員が会の当日までに本を読み進め、Notionページの各項目に記載していく
-
会の当日は区切りごとに以下を行う
- まとめ担当者が「ひとことでまとめると」、「大事そうなこと」を説明する
- 参加者それぞれが「感想・疑問」を話す
- 意見交換を行う
- 30分の時間枠内で進められるところまで進める。だいたい30分で2、3節分進むくらいのペースでした。
どうだったか
ひとことでまとめるのと、大事そうなところをピックアップするだけ、というまとめの形式は、負担は少なくありつつ、範囲全体をちゃんと読み込んでアウトプットする必要があるので割と良いのではないかなと思います。
また、区切りを大きくしすぎないようにしたことで負担が分散されて良かったかなと思います。
準備の負担は少なく、会の進行もサクサク進む、ライトな感じでやるには良い形式なんじゃないかなと思います。
改善するとしたら
意見交換パートの会話のきっかけが出づらいときがあるので、話題を作りやすい仕掛けがあると良いかもしれません。例えば個々の「感想・疑問」に「いいね」的な欄を用意しておいて、事前に他の人の意見に対して「いいね」をしておく。「いいね」の多いものについて会話する、みたいな。
おわりに
輪読会のやり方の具体例を紹介してみました。 皆さんが輪読会を実施する際の助けになったら幸いです。
この記事はヤプリ&フラー 合同アドベントカレンダー Advent Calendar 2025の3日目の記事です。よかったら他の記事も読んでみてください。
